矢印は常に自分に!未来は努力で変えられる!

株式会社優健工業 代表取締役 金城 健二
第四回目の今回は、店舗オフィスの内装工事を手掛けている株式会社「優健工業」の金城健二社長にインタビュー。チームワーク抜群の組織を率いる氏は、周囲への感謝を忘れず、自分自身の変化のために努力をし続ける経営者だった。

株式会社優健工業

代表取締役 金城 健二

2020年2月17日

最初はなんとなく…。技術を目の当たりにして、手に職を持ちたい気持ちが芽生えた。

──業界歴と建設業界に入ったきっかけを教えて下さい。

18歳の頃からなので、見習い期間を含めて21年目となります。
高校卒業後に就職活動をしたのですが、面接を受けた企業様とはご縁がなく…。どうしようかと考えていた時に、養生・クリーニングがメインで、内装のクロスや床も行う会社に就職させて頂きました。当時は職人になりたいという訳ではなく、とにかく働かないとという気持ちで正直なんとなくでしたね。

──20年前の建設業界は「仕事は見て覚えろ!」といった厳しいイメージがありますが、実際いかがでしたか?

10名位の会社で私が最年少。社長を含めて年上の方ばかりでしたが、そんなに厳しい感じではなかったです。2歳年上の先輩に良くして頂いて、その方とは今でもお仕事をさせて頂いてます。
入社したての新人の私は、養生・クリーニングがメインで仕事をさせて頂くなか、会社が有名なシネコンを手掛けていて、勉強のために手元(補助)で行かせて頂く機会がありました。先輩方が波打つ壁、光る床などの技術がいる仕事をしており、職人って凄いな、私もやってみたいなという気持ちが芽生えました。

──技術を目の当たりにして、手に職を付けたくなったということですね!

はい。「もっと自分の可能性を広げてみたい!」と感じ、結果的にその会社を1年で辞めて別の会社に就職しました。その会社が軽鉄ボードの会社で、今の仕事に繋がっていくきっかけになりました。

──勉強不足ですいません(汗)。軽鉄というのはどういう物になりますか?

なるほど、馴染みがないですよね。簡単に言うと軽い鉄骨です。LGS(※1)とか軽天(※2)とかって言うんですけど、何もない所に軽鉄を組み、石膏ボードで壁を作り、その上にクロスを張ったり塗装したりする仕事です。何もない所に壁ができる、凄い…これだと感じました。

(※1)LGS…Light Gauge Steel(ライト・ゲージ・スティール)の略。軽い規格の鉄骨のこと。
(※2)軽天工事…軽量の鉄骨で天井まで柱を立てる工事のこと。

倉庫に常備されている軽鉄

優健工業では緊急時にも対応できる様、軽鉄は倉庫に常備している。

修行をしながら自分に何ができるか?会社に貢献できるか?を考えた。

──転職した会社での日々はいかがでしたか?

今度の会社は先輩が厳しくて(汗)。毎日憂鬱な日々でしたが、会社のために自分に何ができるかを考えて、仕事はしっかり取り組みました。そうする中で現場を任せてもらう機会が増えていき、充実感が芽生えて、仕事が楽しくなってきました。道具も自費で揃えるようになり、もっともっと極めたい、仕事を受けたいという気持ちが強くなり、その結果「独立したい!」と考えるようになりました。
ちなみに自分の道具を持つと効率化もできますし、大事にするようになるし、何より意識が高まると思います。少しでもステップアップを考えている方にはオススメします!

管理業務をする金城社長

各現場の状況管理や見積もりなどを行う金城社長。

優健工業の誕生!チームワーク抜群の企業へ成長!

──そうして遂に優健工業が誕生する訳ですね。

はい。最初は生まれ育った葛西で1人でスタートしました。寝る間を惜しんでがむしゃらに働きましたね。

──では御社の業態、仕事内容、強みなどをお聞かせ下さい。

弊社には現在、社員7名、パート3名、技能実習生3名(カンボジア)がおります。それと専属の協力会社の職人さんも加わって、先程話した軽鉄ボードを使った内装業、店舗、オフィスの内装工事をやらせて頂いてます。
強みとしては、外注さんでもほぼ専属で長く仕事をして頂いてますので、一貫性があってチームワークが良いことだと思います。通常は現場現場でメンバーが変わることが多いです。しかしうちはメンバーが変わることが少ないので、トラブルが起きた際の対応力、判断力のスピードは速いと自負しております。
あとは夜間工事や土日祝日の工事も受けてますので、急な対応も可能です。店舗、オフィス様からの発注が多いのも、この強みが活きての流れだと感じております。

──確かに店舗、オフィスが営業中だと工事ができないことが多いですもんね。

あとは店舗、オフィスの施行実績が多いので、デザイン面において弊社から色々とご提案ができます。通常はデザイナーさんや専門会社に頼まないと不可能な作業も、対応できる範囲でしたら対応可能です。その点も強みですね。

優健工業の事務所兼、倉庫

優健工業の事務所兼、倉庫。昨年から自社で内装工事を行いリニューアルした。

信じてついて来てくれる職人さん!感謝しかないです!

──チームワークが高い組織を作られる上で、従業員との関係性で気を付けていることはありますか?

気を付けるというよりもとにかく感謝をしています。現場に出ていた時は自分と従業員を比べることもありましたが、現場を離れて客観的に自社の従業員、協力会社の職人さんを見た時に、凄くしっかり仕事をしてくれているなぁと感じました。その上でお客様から、「優健工業の職人さんは対応が良い」「仕事が丁寧」などと褒めて頂くと本当に嬉しいですね。そして、私を信じてついて来てくれている、支えられていると感じる出来事があり、さらに感謝が深まりました。

──それはどんな出来事ですか?

数年前、資金繰りに困った時に、協力会社さんへの支払いを待って頂くことがありました。通常ではあり得ないことなので不満が出て当然です。しかし誰一人、私を責めたり罵倒する人はいませんでした。「社長のこと信用してるから」「社長だったら仕方ないな」、そんな言葉まで頂き、感動したのを憶えています。

──素晴らしい信頼関係ですね!

それと少し別の話になるのですが、私は他人とコミュニケーションを取ったり、人前でしゃべることが元々苦手でした。そんな私が、とある協力会社さんの忘年会で挨拶をさせてもらう機会があり、案の定大勢の前であがってしまいました…。まともな挨拶ができずに、会場の皆さん、同席した従業員をガッカリさせてしまったことがありました。
代表として、経営者としてこれでは駄目だと感じ、それからは積極的にセミナーや懇親会などに参加し、苦手なコミュニケーションを克服する努力をしております。自分のため、自分を信じてくれている人達のために、私も変わろうと思えた出来事でした。

──苦手なことを克服する努力!なかなかできる事ではないです。きっと従業員の方に伝わっていると思います!

優健工業のミーティングルーム

内装工事を行った優健工業のミーティングルーム。

建設業界には仕事を好きになれるポイントが沢山ある!

──最後にこれから建設業界で働く人、働き始めた人へメッセージがあればお願いします。

当たり前かもしれませんが、是非仕事を好きになって欲しいです。この業界は好きになれるポイントが沢山あります。仕事を好きにならないと、自分の力を100%を発揮できないと思うのです。やらされている…ではなく、主体性を持って好きになるための努力をしてほしいです。そして最終的には、会社も自分も業界のことも好きになって欲しいと思います。是非、可能性を信じて頑張って欲しいですね!

──本日はありがとうございました!

優健工業が内装工事を手掛けたカフェ

優健工業が内装工事を請け負ったカフェ。

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