塗装一筋!目指すは地域ナンバー1! 高い競争率の中、斬新な技術を生み出し確立。

株式会社マーブル 代表取締役 石井賢
第二回は埼玉県越谷市にて塗装業を営む株式会社マーブルの石井賢社長。地域密着企業でありながら、業界注目の斬新な塗装技術を生みだし、業界活性化、技術継承などにも注力する社長の展望を伺いました。

株式会社マーブル

代表取締役 石井 賢

2019年9月11日

定職を探す中、縁を感じ飛び込んだ塗装業

──業界歴、建設業界に入ったきっかけを教えて下さい。

業界歴は24年になります。26歳の時ですね…10代から20代前半で始める方の多い中少し遅めのデビューでした。業界に入る前はサーフィンに明け暮れる日々(笑) いわゆるフリーターですね。
きっかけは今の嫁と同棲しようという話をしている中、不動産の審査が通らず…嫁にもガッカリされ、これはまずいなと感じている時に、知り合いに塗装業をされている方がおり、若い人材を探していると聞き雇って頂きました。デザイン系の学校に行っていたのと、元々絵が得意だったので、これは何か縁があるのではないかと感じました。

株式会社マーブル 石井社長

寡黙なザ職人さんなイメージだが、実はとてもユーモアな石井社長

甘えをなくし、がむしゃらに仕事を受けた日々

──業界に入ってからの日々はいかがでしたか?

就職したのは足立区の会社でした。地元(千葉県市川市)にいると甘えが出ると感じ、一念発起して会社の近くに家を借り日々腕を磨き続けました。
元々独立願望はあり、30歳で独立を考えてましたが、居心地の良い会社だったのと、お世話になった恩返しがしたくて約6年働き、32歳の時に独立しました。

──独立されてからはいかがでしたか?

最初は野丁場で孫請けの仕事ばかりでしたが体力には自信があったので、頂いた仕事は断らずがむしゃらな日々でした。
ただ儲けの少ない中でモチベーションが続かず……また腕が良ければ仕事は頂けると思ってましたが、営業活動の難しさにも直面し、「何か競合業者と差別化される技術を身につけないと」と考えるようになりました。

株式会社マーブルの外観

北越谷駅にある株式会社マーブルさん。目指せ地域ナンバー1!

彩ディングコートシリーズの誕生

──御社の強みを教えて下さい。

塗装業はペンキ屋さん、壁を塗るだけでしょ?と思われている方が多いと思いますが、その業務は多岐にわたります。外装、内装と分ける中でも作業内容は異なります。外装は壁を保護する事に対し、内装はパテ処理(下地処理)を行い、手で触った時の質感や光のあたり加減まで調整をします。
一般的に皆さん得意分野に偏りがちですが、うちは来るもの拒まず、基本的には塗装業界の多能工を目指していますので、どんなご依頼が来てもお受けできる様に準備をしていますが、その中でもウリとなっているのがマーブルオリジナルのレンガ調塗装 “ 彩ディングコートシリーズ ”です。

──ほぅ…是非詳しくお聞かせ下さい。また、どの様なきっかけで生まれたのですか?

生まれたきっかけは、住宅の外壁にてサイディングボード(パネル外壁材)が主流になり、その塗りなおし作業を行った時に折角の2色加工の壁を1色でベタ塗りしてしまう事は勿体ない……住宅は生涯で一番高い買い物と言っても過言ではないですし、お客様はずっと住み続ける中で折角の改修でクオリティが下がってしまう事に違和感を感じてました。
折角なら生まれ変わらせたいという事で生み出した塗装技術です。目地部分の色分けは勿論、更に高意匠に、あたかもレンガ?と思わせる仕上がりになります。

──なるほど…これは凄い!ただ非常に技術のいる工法ではないですか?

仰る通り、職人の感性や技術が重要な工法ですので時間は掛かります。時間が掛かる=コストがかかるという事になりますが、新築のように、新築以上に生まれ変わった外壁をみて満足頂けるお客様が沢山いらっしゃって、沢山受注を頂く様になりました。サイディングボードの耐久性をアップし、鮮やかに蘇らせる所から “ 彩ディングコート ”と名付けました。

──ピッタリなネーミングですね!

彩ディングコート

見た目も手触りも、まるで本物のレンガの様!!

技術継承への取り組み…今後の展開

──今後マーブルさんはどのようなビジョンをお持ちですか?

受注を頂く中で、遠方のお客様からもご依頼頂く機会がありますが、越谷中心にて地域密着でやらせており、どうしてもお断りする事があります。
ただ折角、弊社の技術に興味を持って頂いたのに申し訳なくて……同業者様で技術を学びたい……取り入れたいという業者様がいらっしゃいましたらフランチャイズ化して技術継承していきたいと考えてます。
また話した通り地域密着、地域ナンバー1を目指してやってきておりますので、最終的には「ツナ缶=シーチキン」の様に越谷で「塗装=マーブル」と代名詞として認識される様になると大変嬉しいです。

──この技術がさらに広まって欲しいです!

>事務所内ショールーム

事務所内にはショールームがある。バリエーションの多さに驚く!

今後、塗装業で働く方へ…

──よく職人さんは「はやく一人前になれ…」と言われますが、社長の中で一人前の定義などあれば教えて下さい。

一般的には3年頑張れば一通りの事は出来る様になります。ただ、私もそうでしたが、やる気次第で3年掛かる事を1年で……と頑張れば実現する業界でもあります。技術向上に終わりはないですが、仕事を受けた時に最初から最後までの工程が想像でき、尚且つお客様にあったプランをいくつか提案できる様になれば一人前と言えるのではないでしょうか。あくまで持論ですが…。

──なるほど。ありがとうございます。では最後に今後、塗装の仕事を始めようと思っている方にメッセージがあればお願いします。

塗装業は住宅や店舗にて自分がした仕事が作品として残ります。我々の様に、地域密着でやっていると子供と散歩している時に「このお家の壁はお父さんがキレイにしたんだよ」とか食事に行った際に「このお店のこの部分はお父さんが作ったんだ」と子供にも仕事を見せられるし、何よりお客様と直接接して反応を頂ける、感謝して頂ける素晴らしい仕事だと思います。是非、飛び込んで欲しいですね!

──仕事が形に残る!最高のやりがいですね!本日はありがとうございました。

「建設職人甲子園」3代目理事長 石井社長

石井社長は一般社団法人「建設職人甲子園」の3代目理事長も務め、業界活性化、建設企業のチーム力向上に関しても尽力されている。

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